競馬を愛する全国の皆さん、こんにちは。
普段は一般企業に勤めていて、週末は中央競馬を楽しんでいるヨシオ (@keiba_yoshio) です。
今回は「本当は教えたくない最強の三連単術」ということで、昨年2023年に回収率プラスを達成した私が、三連単フォーメーションのおすすめの買い方を皆様にお伝えいたします。
じゃいさんのマイルCSにおける三連単的中に関するネット記事
まず、2023年11月にネットで話題になった、下記記事をご覧ください。
芸人のじゃいさんが、京都競馬場で開催されたマイルチャンピオンシップで、大万馬券を的中させたことをXで報告したということを報じている記事です。
特に注目していただきたいのは、この記事の赤枠で囲まれた部分です。
内容は、券種は3連単で1着の欄には11頭、2着の欄には1番ソウルラッシュの1頭のみ、そして3着欄には5番ジャスティンカフェ、7番エルトンバローズの2頭を置いた全22点、合計1万1000円の馬券と書かれています。
この表現は、まるでじゃいさんがこの2着の欄に1番ソウルラッシュの1頭のみを置いた組み合わせのフォーメーションだけで、的中させたかのように感じさせます。
実際に、このXの投稿に対してついた返信でも、「2着馬を一頭に固定しているところなんて天才だと思う」「2着に一頭をきっちりはめるのかっこ良すぎる」「3頭の頭はないと2、3着にその3頭を置く才能、ましてや2着はドンピシャ!さすがにスゲェ」「1ソウルラッシュを2着固定は凄すぎます、ナミュールも1着には持ってこれません」といったコメントがされています。
じゃいさんが三連単で1着に11頭、2着にソウルラッシュのみ、3着に5番と7番を選んだ22点の馬券のみで的中させたと思っているようです。
しかし、私はじゃいさんはこの他にも異なる組み合わせの3連単フォーメーションを購入していた可能性が高いと考えています。
それでは、じゃいさんはこの三連単をどのように購入したのでしょうか。
そして、この三連単は、このXの返信文の1番うえの方「2着馬を一頭に固定しているところなんて天才だと思う」とあるように天才しか買えない馬券なのでしょうか?
今回はこの三連単フォーメーションの組み合わせ術について、詳しく解説していきます。
三連単の買い方の秘密
結論、この馬券が取れた理由には、三連単の買い方に秘密があります。
そしてこの秘密こそが、最強の三連単術だと考えています。
実は、私もほぼ同じ方法で馬券を的中させています。こちらが、その時の実際の馬券のスクリーンショットです。
私の買い方とじゃいさんの買い方は、ほとんど同じであると思われます。
おそらく、じゃいさんは下記スライドにある通り、4つの異なるパターンの3連単フォーメーションを購入していたと思います。
ネットニュースの記事では、全22点・合計1万1000円の馬券と報じられていましたが、実際にはじゃいさんが購入した馬券は全88点・合計4万4000円だったと考えています。
それでは、この買い方について詳しく説明していきましょう。
まず最初に、赤枠1列目のフォーメーションに注目してください。
1着に本命馬のソウルラッシュを置きます。
次に、2着には対抗、単穴馬としてジャスティンカフェとエルトンバローズを配置し、3着には馬券内に入る可能性がある連下の11頭を加えたフォーメーションを組み立てます。
次に、赤枠2列目のフォーメーションに注目してください。
先程の1列目のフォーメーションをベースに、2着のジャスティンカフェとエルトンバローズの対抗・単穴と、3着の連下11頭を折返したフォーメーションを作ります。
次に、赤枠3列目のフォーメーションに注目してください。
最初の1列目のフォーメーションをベースに、1着本命馬のソウルラッシュと、2着の対抗・単穴馬ジャスティンカフェとエルトンバローズを折返したフォーメーションを作ります。
そし最後に赤枠4列目のフォーメーションに注目してください。
今度は先程の2列目のフォーメーションをベースにして、1着の本命馬ソウルラッシュと2着の連下11頭を折返したフォーメーションを作ります。
じゃいさんのマイルチャンピオンシップでの的中馬券は、この4列目の馬券が的中したものだと推測しています。
そして、この方法こそが私が考える最強の三連単フォーメーションです。
4つ1組の三連単フォーメーションが最強な理由
それでは、この4つ1組の三連単フォーメーションが最強な点について、メリットを2つ紹介します。
まず1つ目のメリットは、
上記スライドの3列目と4列目の部分を見ていただくと分かるように、本命の2着付けも買いますので、本命を人気馬から選んだ場合でも、システマチックに期待値の高い買い方が可能になります。
これは、先程もお見せした、私が購入した馬券のスクリーンショットです。
マイルチャンピオンシップでは、この三連単フォーメーションが大いに効果を発揮しました。
本命に1番のソウルラッシュ、対抗馬および単穴馬に5番のジャスティンカフェ、7番のエルトンバローズを選んでいました。
レースの結果、1着は16番のナミュール、2着に本命の1番ソウルラッシュ、3着に単穴の5番ジャスティンカフェが入りました。
ナミュールは、当日ライアン・ムーア騎手の落馬による急遽の騎手変更で藤岡康太騎手が騎乗し、加えて大外枠からの出走でした。
通常3連単の頭では買いにくい条件の馬でしたが、競馬は予想だけではカバーしきれない、何が起こるかわからない要素があるため、このパターンで一貫して三連単を購入していたことで、的中することができました。
2つめのメリットは、
本命馬を3着に置く組み合わせを購入しないため、マルチで購入するよりも買い目の点数を絞ることが可能です。
例えばマイルチャンピオンシップにおいて、じゃいさんがもし、本命と対抗、本命と単穴を軸に、連下に流す2頭軸マルチで購入していた場合、買い目は132点となります。しかし、3着付けを購入しないことで、44点分の買い目を削減することができています。
『もし本命が3着だったらどうするのか?』と疑問を持つ方もいるかもしれません。
しかしこの方法は、買い目を減らしながらも、本命が2着でもOKなこと、連下が1着の場合でも当たる可能性があり、馬連や、ワイドに近い安心感を得つつ三連単の爆発力を狙うことができる方法なので、本命が3着だった場合は諦めることも重要です。
非推奨ではありますが、もしどうしても保険をかけたいということであれば、下記スライドの通り、1着に本命馬、2着に対抗・単穴、3着に連下の3連複フォーメーションを買うのも1つの手かなとは思います・・。
プロの予想家が出している競馬本に、高額馬券が的中した際の写真が掲載されていることがありますが、恐らくこの三連単の方法で買ったのだろうなという写真が多く見受けられますので有効な戦略だと思います。
また、これは余談ですが、じゃいさんのすごい点は、馬券の写真を見る限り、私が購入したフォーメーションと違って、対抗と単穴馬を連下の列に置いていないところです。(下記スライド参照)
これは、本命・対抗・単穴の馬で1着から3着で決まったら馬券が外れてしまうということです。
言い換えると、じゃいさんは対抗馬と単穴馬が同時には3着以内にこないだろうと予想していたわけです。
上記スライドの三連単フォーメーションは、私がマイルチャンピオンシップで購入したフォーメーションです。
じゃいさんのフォーメーションとの違いは、連下の列に対抗と単穴も入れている点です。
本命・対抗・単穴の馬で、決まった場合、ショックが大きすぎるので、私は毎回連下の列にも対抗と単穴を入れています。
どちらのフォーメーションでも、先程述べたメリットに変わりはありませんので、お好みに合わせて選択していただければと思います。
今回の記事は以上です。あなたの競馬ライフをより充実させるための一助となれば幸いです。